28 愛宕道
愛宕山の頂上には神仏習合の時代から愛宕権現、勝軍地蔵が祀られ、修験道の道場でした。現在も愛宕神社が鎮座して火難よけの神が祀られ、全国に約九百ある愛宕社の総本山として多くの人々の信仰を集めています。歴史的な逸話や伝説の多い愛宕神社への参道は、愛宕道として知られています。平安時代中期の僧奝然(ちょうねん)は、愛宕山を中国の五台山と見立てて比叡山に向き合う文殊信仰の聖地にしようとしました。五台山清凉寺が今回のコースの起点になっています。葬送の地・化野(あだしの)を通る参道には奥嵯峨の見所が数多く点在します。この地図では清凉寺と愛宕山の紹介を中心に愛宕道の歴史と見所を紹介します。
update date: 2019.10.09
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