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南都七大寺

重要文化財_本堂 西大寺は真言律宗総本山の寺院。称徳天皇が鎮護国家と平和祈願のため7尺の金銅四天王の造立を発願し建立したとされる。この四天王像4体は現在も西大寺四王堂に安置されているが、各像が足元で踏みつけている邪鬼のみ創建当時のもので、像本体は後世の作に代わっている。 写真の建物『本堂』は重要文化財に指定されており、寄棟造、本瓦葺。室町時代の焼失後に再建された堂が傷んだため、修理ではなく1808年ごろ新築される。土壁を一切用いず、装飾性の少ない伝統的な様式になる。

国宝_南大門 入母屋造、五間三戸二重門で、下層には天井がなく腰屋根構造となっている。屋根裏まで達する大円柱18本は、21mにも及び、門の高さは基壇上25.46mもある。大仏殿にふさわしいわが国最大の山門である。

平城宮跡_大極殿 南都七大寺(なんとしちだいじ)は、奈良時代に平城京(南都・奈良)及びにその周辺に存在して朝廷の保護を受けた7つの大寺を指す。 677年に始まる大寺制の一つで,七大寺は756年を初見とする。

国宝_東金堂と五重塔 669(天智天皇8)年創建で南都六宗の一つ、法相宗の大本山の寺院である。藤原不比等ゆかりの寺である。710(和銅3)年の平城遷都に際し、藤原不比等により現在地に移転し「興福寺」と名付けられ、この年を実質的な創建年としている。写真の建物は東金堂で、正面25.6m、側面14.1m、寄棟造、本瓦葺の建物である。

国宝_東大寺盧舎那仏像(るしゃなぶつぞう) 8世紀前半創建の華厳宗大本山の寺である。聖武天皇が国力を尽くして建立した寺である。「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏があることで有名である。1998年に「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されている。

国宝_二月堂 二月堂は、東大寺金堂(大仏殿)の東方、坂道を上り詰めた丘陵部に位置する、十一面観音を本尊とする仏堂である。これらの堂が所在する一画を「上院」(じょういん)と称し、大仏開眼以前から存在した、東大寺の前身寺院があった場所である。現在の建物は1669年に再建されたものである。

国宝_金堂(大仏殿) 現存する大仏殿は、正面の幅57.5m、奥行き50.5m、棟までの高さ49.1m。奥行きと高さは創建当時とほぼ同じだが、幅は創建当時(約86m)の約3分の2になっている。現在の建物は1709年に再建されたものである。

唐招提寺境内 唐招提寺は鑑真が建立した寺院。南都六宗の一つである律宗の総本山である。759年に現在の場所(新田部親王邸跡地)を与えられ、そこを「唐律招堤」と称し修行の場として営むことになったのが始まりである。1998年に「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されている。

国宝_極楽坊本堂 元興寺は蘇我馬子が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院である法興寺がその前身である。法興寺は平城京遷都に伴って飛鳥から新都へ移転し、元興寺となった(ただし、飛鳥の法興寺も元の場所に残り、今日の飛鳥寺となっている)。1998年に「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されている。 写真の建物『極楽坊本堂』は国宝に指定されており、正面柱間を偶数の六間四面とし、中央に柱が来ている点が珍しい(仏教の堂塔は正面柱間を三間、五間などの奇数とし、正面中央に柱が来ないようにするのが普通)。寄棟造、本瓦葺の建物で東を正面として建つ阿弥陀堂建築の特色を持つ。
