京都老舗和菓子店フィールドノート
京都の老舗和菓子店を古地図と、創業年順で並んだタイムラインで見ることができます。
老舗和菓子店の歴史を掘り下げて紹介しており、店名やアイコンをタップすると、詳しい情報を見ることができます。
update date: 2023.08.25
このマップ(地図)を見るNumber of spots : 17spots
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宇治 Uji
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Stroly
「三哲博士の京都老舗和菓子フィールドノート」は、株式会社Strolyが運営しています。こんにちは、Stroly(ストローリー)です。地域の魅力を伝える、ユニークでデザイン性のあるマップと、位置情報を連動させる独自技術をベースにしたマップメディアのWebプラットフォームを企画・開発・運営しています。私たちはマップを楽しみ、それを最先端の技術で進化させることで、地域から発信される情報の創造性と多様性に貢献したいと考えています。本サービスは、Strolyが提案するマップメディアの形のひとつとして、マップ上に時代と和菓子店を展開しました。お楽しみください!
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猪熊三哲博士
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猪熊三哲博士について
地元の「手結山の餅」と「エチオピア饅頭」をこよなく愛して育った高知県香南市出身。京都府の南端「けいはんな学研都市」に住む工学博士。関西に長く住んでいるが、「百鬼夜行・伏魔殿の世界」と恐れられる京都の洛中が怖くて、奈良や京都の洛外の寺社仏閣ばかりを巡っていた。それ故か、最初に鎌倉以前の神道や仏教の歴史に詳しくなり、仏像にかけては京都よりも奈良派である。しかし、いよいよ京都市内との縁も深まってきて、洛中のことももっと知らないといけなくなってきて、この恐ろしい(*偏見)京都洛中とどのように仲良くなるかを思案した結果として、老舗巡りを思い立つ。和菓子店を中心に、創業年の特に古い老舗をWebで調べて、それらの本店に実際に行って商品を買ってその店の「顧客」になる。調べていると、ちまきや練り羊羹や上生菓子といった京都の和菓子のことだけでなく、華道や茶の湯や煎茶道、神話から渡来僧から南蛮交易、足利義政から豊臣秀吉から徳川吉宗といった、教科書にも載っているような日本の文化歴史と身近な京都の地名との深い関わりが見えてくる。比叡山の有料ドライブウェイの料金のように高い心理的な敷居を乗り越えて、江戸時代から続く京の町家建築の老舗に入ると、写真や文章ではわからない老舗の伝統や空気感、職人の気心、そして店の人の優しい気遣いが何となく伝わってくる。「わしはもうこの店よりも古い店の顧客になっとんや〜」を心の拠り所に、次から次へと現れる高い敷居と、スーパーで売っているお菓子よりも数段高い価格設定を乗り越えて、京の茶の湯の世界でも有名とされる老舗に足を踏み入れていく。そうしていくことで、訪れた京都の老舗は100を超え、明治期以降の比較的京都では若いとされる老舗も巡っていき、伏見や宇治など洛外の和菓子やお茶の老舗・名店にも足を運び、嵐山や清水坂などの観光地で京都の老舗風を装ったお土産ものの商品の中からどれが「ホンモノ」の老舗の商品か見分けられるようになり、老舗の伝統を引き継ぐの店の人たちの人柄、商品の銘やしつらえや風味に接していくことで、あの恐ろしかった洛中への心理的な壁も少しずつ溶けて行き、京都と仲良くできる気がしている。このようなテーマを決めてフィールドワークをしなければ知ることも訪れることもなかったであろう多くの老舗の味と歴史を知ることとなる。おすすめの和菓子を聞かれても、数多くありすぎてなかなか選ぶことどころか、思い出すことも困難である。思い出深いところで強いて挙げれば、ぎほしの吹よせ、関東屋の白味噌おかき、亀屋則克のはまづと、老松の橙糖珠や大和橘、亀末廣や千本玉壽軒の上生菓子、鍵善良房の菊寿糖とくずきり、とらやの花びら餅、本家尾張屋の蕎麦わらび餅、松前屋のきうひ昆布、川端道喜の水仙ちまきと羊羹ちまき、といったところか。いずれも老舗ならではの手作りの逸品で、これらの店と味を知る前と知った後で、京都の印象が深いところで大きく変わった。現在でも、和菓子以外の京都の老舗や、京都以外の和菓子の老舗にもフィールドを広げて、日本の文化文脈を掘り下げ続けている。
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猪熊三哲博士について
地元の「手結山の餅」と「エチオピア饅頭」をこよなく愛して育った高知県香南市出身。京都府の南端「けいはんな学研都市」に住む工学博士。関西に長く住んでいるが、「百鬼夜行・伏魔殿の世界」と恐れられる京都の洛中が怖くて、奈良や京都の洛外の寺社仏閣ばかりを巡っていた。それ故か、最初に鎌倉以前の神道や仏教の歴史に詳しくなり、仏像にかけては京都よりも奈良派である。しかし、いよいよ京都市内との縁も深まってきて、洛中のことももっと知らないといけなくなってきて、この恐ろしい(*偏見)京都洛中とどのように仲良くなるかを思案した結果として、老舗巡りを思い立つ。和菓子店を中心に、創業年の特に古い老舗をWebで調べて、それらの本店に実際に行って商品を買ってその店の「顧客」になる。調べていると、ちまきや練り羊羹や上生菓子といった京都の和菓子のことだけでなく、華道や茶の湯や煎茶道、神話から渡来僧から南蛮交易、足利義政から豊臣秀吉から徳川吉宗といった、教科書にも載っているような日本の文化歴史と身近な京都の地名との深い関わりが見えてくる。比叡山の有料ドライブウェイの料金のように高い心理的な敷居を乗り越えて、江戸時代から続く京の町家建築の老舗に入ると、写真や文章ではわからない老舗の伝統や空気感、職人の気心、そして店の人の優しい気遣いが何となく伝わってくる。「わしはもうこの店よりも古い店の顧客になっとんや〜」を心の拠り所に、次から次へと現れる高い敷居と、スーパーで売っているお菓子よりも数段高い価格設定を乗り越えて、京の茶の湯の世界でも有名とされる老舗に足を踏み入れていく。そうしていくことで、訪れた京都の老舗は100を超え、明治期以降の比較的京都では若いとされる老舗も巡っていき、伏見や宇治など洛外の和菓子やお茶の老舗・名店にも足を運び、嵐山や清水坂などの観光地で京都の老舗風を装ったお土産ものの商品の中からどれが「ホンモノ」の老舗の商品か見分けられるようになり、老舗の伝統を引き継ぐの店の人たちの人柄、商品の銘やしつらえや風味に接していくことで、あの恐ろしかった洛中への心理的な壁も少しずつ溶けて行き、京都と仲良くできる気がしている。このようなテーマを決めてフィールドワークをしなければ知ることも訪れることもなかったであろう多くの老舗の味と歴史を知ることとなる。おすすめの和菓子を聞かれても、数多くありすぎてなかなか選ぶことどころか、思い出すことも困難である。思い出深いところで強いて挙げれば、ぎほしの吹よせ、関東屋の白味噌おかき、亀屋則克のはまづと、老松の橙糖珠や大和橘、亀末廣や千本玉壽軒の上生菓子、鍵善良房の菊寿糖とくずきり、とらやの花びら餅、本家尾張屋の蕎麦わらび餅、松前屋のきうひ昆布、川端道喜の水仙ちまきと羊羹ちまき、といったところか。いずれも老舗ならではの手作りの逸品で、これらの店と味を知る前と知った後で、京都の印象が深いところで大きく変わった。現在でも、和菓子以外の京都の老舗や、京都以外の和菓子の老舗にもフィールドを広げて、日本の文化文脈を掘り下げ続けている。
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806年 煎餅発祥の地820年 小倉餡発祥の地1200年頃 茶園発祥の地(栂尾茶)1335年頃 みたらし団子発祥の地(御手洗池の泡)