古地図で巡る駿州の旅【丸子宿+宇津ノ谷峠編】

江戸時代に描かれた詳細な絵地図「東海道分間延絵図」を用いた、日本遺産「駿州の旅」(静岡市・藤枝市)を楽しむことができるマップです。古地図を見ながら歩くと、現代の景色の中にもたくさんの江戸時代の名残があることがわかります。古地図は全8エリアに分かれており、どの宿場町も見どころ満載です。江戸時代の宿場町を想像しながら、まちあるきにでかけてみませんか?
All spots information
23 spots
日本遺産構成文化財

平安時代から戦国時代にかけて使われていた峠越えの道です。当時は蔦が生い茂り、薄暗く寂しい山道で、平安時代前期に書かれた「伊勢物語」に登場したことで、その後も「歌枕の地」として多くの文学作品に登場し、「文学の古道」とも呼ばれています。「東海道中膝栗毛」の弥次さん喜多さんは、薄暗い寂しい山道の不気味さからいっそう心細くなりながらも、ひたすら道を進んでいましたが、雨の坂道に足をとられ滑ってすってんころりん転がり落ちてしまうのでした。 自然・景観 日本遺産構成文化財 住所〒426-1121静岡県藤枝市岡部町岡部

旧東海道宇津ノ谷峠越えの西の入口にある地蔵堂です。創建年は不明ですが、境内には寛文・元禄の年号が刻まれた燈籠があり、古くから峠を越す旅人の安全や村人の暮らしを守る存在として信仰されてきました。お地蔵様が、牛の鼻に付いた手綱を引いて歩かなくなってしまった牛を動かしたり、稲刈りをして困っていた百姓を手助けしたという伝説から「鼻取地蔵」や「稲刈地蔵」とも呼ばれています。祈願成就のお礼として鎌を奉納する風習があり、お堂の中には鎌や農具が残されています。 神社・仏閣 日本遺産構成文化財 住所〒426-1121静岡県藤枝市岡部町岡部
観光名所

「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトに、今川・徳川時代から受け継がれた静岡の伝統工芸の技と、その豊かな体験を楽しめるスポットです。「竹と染」「木と漆」「火と土」の各工房では、駿河竹千筋細工木工・漆・染めもの・陶芸など静岡の伝統工芸を体験できます。また、カフェ「HACHI&MITSU」では、本格的な美味しい食事のほか、豊富なドリンク類やスイーツが味わえます。 観光名所 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子3240-1 URLhttps://takumishuku.jp
自然・景観
no name
宇津ノ谷隧道(明治のトンネル)
no name

明治9年、日本初の有料トンネルとして開通したトンネルです。明治時代の貴重な建造物として、現役のトンネルとしては初めて国の登録有形文化財となっています。 文化財 住所〒421-0105静岡県静岡市駿河区宇津ノ谷 URLhttps://shizuoka.tokaido-guide.jp/location/68
史跡

江戸時代に大名などの位の高い人の宿泊施設である本陣の跡地。丸子宿の本陣は1軒で代々横田家が務めていました。現在はその跡地に石柱が建てられています。 史跡 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子七丁目9-7 URL-->

問屋場は江戸時代、幕府荷物の取り継ぎ、大名の参勤交代の折の馬や人足の世話をはじめ、旅人の宿泊や荷物の運搬の手配をする宿場の重要な施設でした。丸子宿の問屋場の担当は東は府中宿、西は宇津ノ谷峠を越えて岡部宿まででした。現在は木製の看板でその跡地を示しています。 史跡 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子七丁目9-5 URL-->

江戸時代西国の大名紀州藩は江戸の屋敷と領国の居城との連絡に七里飛脚という直属の通信機関を持っていました。約7里毎に中継の役所を置き、丸子宿にもこの中継の役所が置かれていました。飛脚には剣道、弁舌に優れたものが選ばれ七里飛脚の看板を掲げ腰に刀と十手を差し、威光を示しながら往来したといわれています。 史跡 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子七丁目9 URL-->

東海道20番目の丸子宿は、人口800人程で県内でも由比宿と並んで、もっとも小さな規模の宿場でした。宿内に住む人は、小さな畑を耕し、安倍川の川越しや木綿の生産で生計を立てていました。安倍川と宇津ノ谷峠の間にある丸子宿では、当時から「とろろ汁」が有名で、それを目当てに難所越えを頑張る旅人も多かったそうです。 【東海道中膝栗毛(丸子編)】 丸子宿に辿り着いた弥次さん喜多さんは名物のとろろ汁を注文する。ところが、段取りの悪い女房にとろろ汁屋の亭主が怒り夫婦喧嘩が始まる。とろろ汁がとびかい、夫婦もすべりこける。あっちへすべり、こっちへころげて大騒ぎ。弥次さん喜多さんは可笑しさをこらえて立ち去るが、名物とろろ汁は食べられず終いとなった。 史跡 住所〒420-0855静岡県静岡市葵区駿府城公園1-1 URL-->

--> 山口素堂に俳諧を学び、甲府と駿河で活躍した俳人である雁山。1727年ごろに旅に出てから音信不通になり、駿河の文人たちが墓碑を建てたといわれています。 史跡 住所〒421-0105静岡県静岡市駿河区宇津ノ谷 URL-->
名物
神社・仏閣

大鈩の最奥にある高さ2メートルほどの滝の上に丸子城で武田信玄の守り本尊となっていた愛宕山大権現のお堂と不動明王堂があります。滝の周囲に300体以上の地蔵が並び幻想的な景色となっています。毎月28日に朝市が開催され多くの人で賑わいます。 神社・仏閣 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子大鈩 URLhttps://shizuoka.tokaido-guide.jp/location/89

峠にあった地蔵堂の延命地蔵尊が祀られているお寺です。宇津ノ谷峠には昔、鬼が出没し、人々に害を与えて居たため、この地蔵が退治したといわれています。このことにちなんで、現在でも8月23日の地蔵盆には道中守護の意味を持つ十団子を参詣者に施されています。 神社・仏閣 住所〒421-0105静岡県静岡市駿河区宇津ノ谷729-1 URLhttps://shizuoka.tokaido-guide.jp/location/65











