古地図で巡る駿州の旅【丸子宿+宇津ノ谷峠編】

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江戸時代に描かれた詳細な絵地図「東海道分間延絵図」を用いた、日本遺産「駿州の旅」(静岡市・藤枝市)を楽しむことができるマップです。古地図を見ながら歩くと、現代の景色の中にもたくさんの江戸時代の名残があることがわかります。古地図は全8エリアに分かれており、どの宿場町も見どころ満載です。江戸時代の宿場町を想像しながら、まちあるきにでかけてみませんか?

update date: 2022.04.15

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Number of spots : 23spots

  • 御七里飛脚の役所跡 御七里飛脚の役所跡

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    江戸時代西国の大名紀州藩は江戸の屋敷と領国の居城との連絡に七里飛脚という直属の通信機関を持っていました。約7里毎に中継の役所を置き、丸子宿にもこの中継の役所が置かれていました。飛脚には剣道、弁舌に優れたものが選ばれ七里飛脚の看板を掲げ腰に刀と十手を差し、威光を示しながら往来したといわれています。 史跡 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子七丁目9

  • 丸子宿 丸子宿

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    東海道20番目の丸子宿は、人口800人程で県内でも由比宿と並んで、もっとも小さな規模の宿場でした。宿内に住む人は、小さな畑を耕し、安倍川の川越しや木綿の生産で生計を立てていました。安倍川と宇津ノ谷峠の間にある丸子宿では、当時から「とろろ汁」が有名で、それを目当てに難所越えを頑張る旅人も多かったそうです。 【東海道中膝栗毛(丸子編)】 丸子宿に辿り着いた弥次さん喜多さんは名物のとろろ汁を注文する。ところが、段取りの悪い女房にとろろ汁屋の亭主が怒り夫婦喧嘩が始まる。とろろ汁がとびかい、夫婦もすべりこける。あっちへすべり、こっちへころげて大騒ぎ。弥次さん喜多さんは可笑しさをこらえて立ち去るが、名物とろろ汁は食べられず終いとなった。 史跡

  • 雁山の墓 雁山の墓

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    山口素堂に俳諧を学び、甲府と駿河で活躍した俳人である雁山。1727年ごろに旅に出てから音信不通になり、駿河の文人たちが墓碑を建てたといわれています。 史跡 住所〒421-0105静岡県静岡市駿河区宇津ノ谷

  • 丸子宿江戸方見付跡 丸子宿江戸方見付跡

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    宿場の出入口にあり、通行人を監視・検察した場所。丸子宿の東側の出入口。現在は木製の看板でその跡地を示しています。 史跡 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子六丁目10-35-2

  • 丸子宿高札場跡 丸子宿高札場跡

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    幕府が定めた法度や掟書が掲げられた場所です。丸子宿の高札場はこの場所から丸子川を渡った東側に設けられていました。丸子宿で掲げられていた三枚の高札が津島神社で発見され、昭和60年に静岡市有形文化財に指定されています。現在は、複製した三枚の高札に書かれていた内容が紹介されています。 史跡

  • 丸子宿横田本陣跡 丸子宿横田本陣跡

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    江戸時代に大名などの位の高い人の宿泊施設である本陣の跡地。丸子宿の本陣は1軒で代々横田家が務めていました。現在はその跡地に石柱が建てられています。 史跡 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子七丁目9-7

  • 丸子宿問屋場跡 丸子宿問屋場跡

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    問屋場は江戸時代、幕府荷物の取り継ぎ、大名の参勤交代の折の馬や人足の世話をはじめ、旅人の宿泊や荷物の運搬の手配をする宿場の重要な施設でした。丸子宿の問屋場の担当は東は府中宿、西は宇津ノ谷峠を越えて岡部宿まででした。現在は木製の看板でその跡地を示しています。 史跡 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子七丁目9-5

  • 宇津ノ谷隧道(明治のトンネル) no name

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    明治9年、日本初の有料トンネルとして開通したトンネルです。明治時代の貴重な建造物として、現役のトンネルとしては初めて国の登録有形文化財となっています。 文化財 住所〒421-0105静岡県静岡市駿河区宇津ノ谷 URLhttps://shizuoka.tokaido-guide.jp/location/68

  • お羽織屋 お羽織屋

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    豊臣秀吉が小田原征伐の際に立ち寄った茶屋で、主人石川忠左衛門が縁起の悪い4という数字避け3本足分のわらじを渡し勝利を祈願しました。主人の忠義をほめて、着ていた道服を与え、以来、お羽織屋と称しました。後に徳川家康も訪れて茶碗を贈り、縁起の良い茶屋として参勤交代の大名も立ち寄った江戸時代のパワースポットです。現在は一般に公開されていません。 自然・景観

  • 間の宿宇津ノ谷 間の宿宇津ノ谷

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    宇津ノ谷峠の東の麓。丸子宿と岡部宿の間の宿で、40戸ほどの集落です。現在も江戸末期から明治時代の街並みが残り、間の宿の風景を偲ばせます。 自然・景観 URLhttps://shizuoka.tokaido-guide.jp/location/131

  • 丁子屋

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    江戸時代より続いている丸子宿名物とろろ汁の老舗。慶長元年(1596年)の創業で歌川広重の浮世絵「東海道五拾三次之内 鞠子 名物茶屋」としても描かれています。とろろ汁は当時から丸子宿名物として知られ、多くの旅人がこれを目当てに訪れました。東海道中膝栗毛では、弥次さん喜多さんは丸子宿でとろろ汁の茶屋に立ち寄りますが、とろろ汁の店の亭主と女房の夫婦げんかに巻き込まれ食べることはできませんでした。 日本遺産構成文化財 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子七丁目9 URLhttps://chojiya.info

  • 蘿径記碑

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    「蘿径(らけい)」とは「つたの道」という意味で、東海道が整備されたことによりそれまで多くの人が行き交ったつたの細道が廃れてしまったことを嘆き、かつて文学の古道として栄えたつたの細道を顕彰するため、文政13(1830)年に建碑されたものです。当時は東海道宇津ノ谷峠越えの西口を少し登った所に建てられていましたが、現在は坂下地蔵堂の裏に移設されています。 観光名所 自然・景観 日本遺産構成文化財 住所〒426-1121静岡県藤枝市岡部町岡部

  • 蔦の細道

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    平安時代から戦国時代にかけて使われていた峠越えの道です。当時は蔦が生い茂り、薄暗く寂しい山道で、平安時代前期に書かれた「伊勢物語」に登場したことで、その後も「歌枕の地」として多くの文学作品に登場し、「文学の古道」とも呼ばれています。「東海道中膝栗毛」の弥次さん喜多さんは、薄暗い寂しい山道の不気味さからいっそう心細くなりながらも、ひたすら道を進んでいましたが、雨の坂道に足をとられ滑ってすってんころりん転がり落ちてしまうのでした。 自然・景観 日本遺産構成文化財 住所〒426-1121静岡県藤枝市岡部町岡部

  • 坂下地蔵堂

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    旧東海道宇津ノ谷峠越えの西の入口にある地蔵堂です。創建年は不明ですが、境内には寛文・元禄の年号が刻まれた燈籠があり、古くから峠を越す旅人の安全や村人の暮らしを守る存在として信仰されてきました。お地蔵様が、牛の鼻に付いた手綱を引いて歩かなくなってしまった牛を動かしたり、稲刈りをして困っていた百姓を手助けしたという伝説から「鼻取地蔵」や「稲刈地蔵」とも呼ばれています。祈願成就のお礼として鎌を奉納する風習があり、お堂の中には鎌や農具が残されています。 神社・仏閣 日本遺産構成文化財 住所〒426-1121静岡県藤枝市岡部町岡部

  • 誓願寺 誓願寺

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    源頼朝の創建。戦火により焼失後、1566年に武田信玄により再建されました。大坂冬の陣の発端となった鐘銘事件の弁解のため豊臣秀頼の使者として片桐且元が駿府に派遣されましたが、徳川家康公は面会せず、且元を誓願寺に置き、家臣に詰問させました。誓願寺にはその片桐且元の墓があり、遺品も残されています。 神社・仏閣 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子5665

  • 歓昌院 歓昌院

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    曹洞宗の寺院。丸子宿の宿泊が混雑した際に宿泊を引き受けていたといわれています。 神社・仏閣 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子2904

  • 慶龍寺 慶龍寺

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    峠にあった地蔵堂の延命地蔵尊が祀られているお寺です。宇津ノ谷峠には昔、鬼が出没し、人々に害を与えて居たため、この地蔵が退治したといわれています。このことにちなんで、現在でも8月23日の地蔵盆には道中守護の意味を持つ十団子を参詣者に施されています。 神社・仏閣 住所〒421-0105静岡県静岡市駿河区宇津ノ谷729-1 URLhttps://shizuoka.tokaido-guide.jp/location/65

  • 吐月峰柴屋寺 吐月峰柴屋寺

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    今川氏に仕えた連歌師宗長ゆかりの寺。庭園は京都の東山を模したといわれ、国の名勝・史跡に指定されています。江戸時代には諸大名や幕府役人・文人が立ち寄ったといわれています。 神社・仏閣 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子3316 URLhttps://shizuoka.tokaido-guide.jp/location/57

  • 大鈩不動尊 大鈩不動尊

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    大鈩の最奥にある高さ2メートルほどの滝の上に丸子城で武田信玄の守り本尊となっていた愛宕山大権現のお堂と不動明王堂があります。滝の周囲に300体以上の地蔵が並び幻想的な景色となっています。毎月28日に朝市が開催され多くの人で賑わいます。 神社・仏閣 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子大鈩 URLhttps://shizuoka.tokaido-guide.jp/location/89

  • 十団子 十団子

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    室町時代から伝わる「十団子」伝説。人肉を食べる6mの鬼が宇津ノ谷峠に出没していたことから、地蔵に退治を依頼しました。旅の僧に化身した地蔵が鬼と対峙し、「神通力があるなら私の手のひらに乗れるか」とけしかけたところ、鬼は小さな丸い塊になり地蔵の手のひらに乗りました。地蔵は即座にそれを砕き、10個の粒になったものを飲み込んで退治したという伝説があります。その伝説からこの峠の麓の茶店で食べ物として十団子を旅人に売っていましたが、現在も魔除けのお守りとして信仰され、慶龍寺にて8月23日、24日の地蔵盆に販売されています。 名物 住所〒421-0105静岡県静岡市駿河区宇津ノ谷729-1

  • 駿府の工房 匠宿 駿府の工房 匠宿

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    「歴史と未来を結ぶ場所」をコンセプトに、今川・徳川時代から受け継がれた静岡の伝統工芸の技と、その豊かな体験を楽しめるスポットです。「竹と染」「木と漆」「火と土」の各工房では、駿河竹千筋細工木工・漆・染めもの・陶芸など静岡の伝統工芸を体験できます。また、カフェ「HACHI&MITSU」では、本格的な美味しい食事のほか、豊富なドリンク類やスイーツが味わえます。 観光名所 住所〒421-0103静岡県静岡市駿河区丸子3240-1 URLhttps://takumishuku.jp

  • ねこ石 ねこ石

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    つたの細道を藤枝口から少し登った場所にある大きな石です。伏せた猫の姿に見えることからその名がついたと言われるほか、峠道を越えてきた旅人が、この巨石の近くで聞いたねこの声に民家の存在を感じて安心したことが由来という説も。江戸時代の名所図会や浮世絵、歌舞伎などにもたびたび登場し、古くからつたの細道のシンボルであったことがうかがえます。 観光名所 自然・景観 住所〒426-1121静岡県藤枝市岡部町岡部

  • ひげ題目碑 ひげ題目碑

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    東海道宇津ノ谷峠越え(藤枝側)の道沿いにある石碑です。建立年は不明ですが、背面の銘文から天保6(1835)年に再興されたものであることがわかっています。また、側面には、通行する人馬の安全を祈願する文字などが刻まれていて、当時の東海道の面影を残す遺構として保存されています。 観光名所 自然・景観 住所〒426-1121静岡県藤枝市岡部町岡部