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一棟貸宿「山の家 晴々-haru∞baru-」を運営、山奥から“人と地球に優しい暮らし”を発信するご夫婦
小野正晴さんと晴美さん、晴×晴のお名前をとった一棟貸しのお宿「山の家 晴々(はるばる)-haru∞baru-」を運営しているご夫婦です。お付き合い記念日・入籍日はともに8月8日、結婚後には808日世界一周ハネムーン、というエピソードには思わず心がポカポカ晴れ晴れ。 おふたりは「自伐型林業」をキーワードに下北山村を知り、2017年に地域おこし協力隊として村へ移住。普段正晴さんは林業・観光業(リバーアクティビティのインストラクター等)を、晴美さんは「NPO法人サポートきなり」で村民の生活サポートを行なっています。 ハネムーンでは各国でファームステイをしてさまざまな形の「豊かな暮らし」を学び、帰国後に自分たちの理想の暮らしができる場所を模索。縁あってたどり着いた下北山村で、「人と地球に優しいステキ暮らし」の実現・発信にチャレンジされています。現在はそれぞれのお仕事や宿の運営に加えて、建物から自分たちでつくる「コミュニティカフェ」の開業を目指して準備中。 身体に、こころに、地球にやさしい暮らしに興味のある方、ぜひ小野ご夫妻のもとへ遊びに行ってみてください(^^) △「山の家 晴々」と、笑顔がステキな小野ご夫妻 △ゲストハウスのお庭ではいろんな植物を栽培中 △調理用ストーブで野外炊飯 <山の家 晴々> 奈良県吉野郡下北山村寺垣内351
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下北山村・ツチノコブームの仕掛け人! 自然と生き物を愛する村の重鎮さん
日本がツチノコブームに湧いた昭和63年。野崎和生さんは、自然豊かな下北山村の山で「ツチノコ探検ツアー」をいち早く観光コンテンツ化したブームの火付け役です。このツアーには全国から参加者が殺到し、下北山村の歴史上最大の大騒ぎとなりました。翌年に村で建国された「ツチノコ共和国」は、現在も入国可能。国民になると、王宮(野崎さん邸の離れ)に宿泊できるほか、ツチノコグッズや貴重なツチノコ関連資料を見ることができます🐍🐍 ……と、周囲やマスコミからもツチノコで注目されがちな野崎さんですが、自然観察指導員やネイチャーゲームリーダーを務めるなど、自然・植物に深い愛をお持ちの方です。ご自宅では、下北山村をはじめいろんな地域の草花・木を栽培。広いお庭はまるで植物園のよう。 過去には村会議員も務め、何十年も下北山村の姿を見てこられた野崎さん。とても気さくで博識な方なので、ツチノコ共和国を訪れたら村の今昔をじっくり聞かせてもらえるかもしれません(^^) △ツチノコ共和国・議長の野崎さん。後ろの本棚にはツチノコ関連の書物がいっぱい △ネイチャーツアーさながらに自宅のお庭を案内してくれる野崎さん △ツチノコ共和国に入ると、たくさんのツチノコたちがお出迎え
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デザインに造園設計に料理まで! マルチスキルなデザイナー・山岡伸子さん
村のコワーキングスペース・BIYORIに事務所をかまえる、デザイナーの山岡伸子さん。下北山村出身で京都の美大卒、その後は大阪・東京の都会で造園設計やデザインの仕事に就かれていました。 体調不良をきっかけに今後の人生を見直し、自然豊かな場所でのんびり暮らしたいと2018年に下北山村へUターンされた伸子さん。村ではマイペースにデザイン・造園設計の仕事をしつつも、マルチなスキルを持った彼女は引く手あまた状態です。村のキャンペーンポスター作成、BIYORIモデルルームの設計監修・現場監督、カフェイベント「キッチンBIYORI」のシェフなど、多岐にわたって絶賛活躍中。 なお、伸子さんは驚くほどお料理上手。BIYORIにある材料で時々ちゃちゃっと作ってくれる料理は、どれも舌と体においしい絶品メニューです。ここに来れば、(運がよければ伸子さんのお料理とともに)お仕事や下北山村の話を聞けるかもしれません(^^) △BIYORIのモデルルーム設計を担当、頼もしく現場監督もこなす伸子さん △とあるデザインイベントにて、15名分のランチづくり。本当に料理がお上手です <SIMOKITAYAMA BIYORI> 奈良県吉野郡下北山村浦向24-1
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村を支える下北山村役場メン
下北山村役場で働く、頼れる男たち・役場メン。写真の4名は、外から来た人が特に関わるであろう、移住・定住、観光、地域振興の部署に所属するメンです。時にはスーツ、時には作業着、またある時にはご婦人歓喜のエプロン姿で、村のあらゆるお仕事に従事されています。オープンで優しい村民性を表すかの如く、とてもフレンドリーで人当たりのいい方々です。若々しさも◎。 移住を検討される人の家探しや人間関係づくり、移住後の暮らしやお仕事など、きっと親身になってサポートしてくれるはず。下北山村に興味を持った方は、まずこの役場メンに気軽に相談してみてください(^^) △下北山村役場にて。左から和田さん・水本さん(移住・定住者係)・仲さん(観光・イベント係)・上平さん(地域振興係) △大工モードの和田さん △カフェイベント「キッチンBIYORI」で、ご婦人方の人気を集める仲さん <下北山村役場> 奈良県吉野郡下北山村寺垣内983
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野菜と菌をこよなく愛する発酵のお姉さん・渡部みなみさん
下北山村の「発酵のお姉さん」こと渡部みなみさん。NPO法人サポートきなりで村民の生活全般を支えるかたわら、みそ作り体験、ぬか床茶会など、発酵ワークショップの講師として村内外問わず活躍中の女性です。さまざまな発酵食品・季節ごとの加工品を手作りされており、みなみさん作の梅シロップは最高。 今では毎週恒例となっている「土曜朝市」、実はみなみさんが発起人です。2011年に地域おこし協力隊として村にやってきた彼女は、当然のように無農薬で作物をつくる村民に感動。「村の人が作ったおいしくて安全な野菜を、村内で循環できるようにしたい」と、朝市の立ち上げに奔走しました。毎回大盛況の朝市は、野菜をつくる方のモチベーション、村民同士のコミュニケーションの創出に繋がっています。 土曜朝市にはほぼ必ずみなみさんがいるので、併設の休憩スペースでぜひお話してみてください。村の話、発酵の話、朝市立ち上げの話、そして計6年のオーストラリア生活の話など、面白い手持ちカードがいっぱいです(^^) △ケアンズでウォンバットと2ショットのみなみさん △土曜朝市に行くと、笑顔で野菜を並べるみなみさんに会えます
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箸を作り続けて30年以上! 吉野杉の箸職人・森岡誠さん
1981年創業の、老舗高級杉箸専門メーカー「はし吉」。創業より代表を務める森岡誠さんは、30年以上も第一線で活躍されている経営者であり箸職人です。 吉野杉で作る森岡さんの割りばしは、高級感ある見た目ながら軽量で、木目に沿ってまっすぐキレイに割けるのが特徴。ショッピングモールなどで開催されるフェアでも売り切れ御免の人気商品です。色とりどりの美しい千代紙で作られた箸袋には、奥さまのセンスが光っています。 はし吉では、おひとりからでも工場見学(1週間前から要予約)が可能です。貴重な箸づくりの現場、今も磨き続ける森岡さんの職人技、「ここで指飛ばす箸職人もけっこういるからね」という扱い注意の機械たち。下北山村に来た際は、ぜひともご覧になっていってください。 もともと大阪で営業マンをしていたところから移住先の田舎で商いを興し、試行錯誤でここまで会社運営を続けてきた森岡さんから、地方での起業・経営についてお話を聞くのも面白いですよ(^^) △森岡さんと、お箸になる前の吉野杉たち(乾燥中) △箸をカンナで削る森岡さん。刃の角度を調整して絶妙な曲線を生み出す職人技 △割り箸から高級角箸まで。上段の割り箸セットの箸袋は奥さま作 <はし吉> 奈良県吉野郡下北山村佐田621
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「もっと子どもたちが本にふれる機会を」下北山村初の図書館を設立した山本典子さん
山本典子さんは、2017年6月にオープンした下北山村初の図書館『ぽこぽん図書館』を立ち上げた方です。図書館や書店がない村のなかで、「もっと村の方や子どもたちが本にふれる機会を作りたい」と図書館設立に踏み出しました。図書名は、山本さんが制作・出版された絵本『ぽことぽんのさかなとり』が由来です(^^) 昔からとても本が好きで、以前に暮らしていた東京では図書館司書をされていた山本さん。今も、ご自身で立ち上げた東京のNPO(図書館運営・絵本の読み聞かせに関わる団体)の運営、語りの舞台出演、語り手の養成講座、村の小学校で語りの授業……「本」「語り」を主軸にこれでもかと幅広く活躍されています。山本さんの深く優しい声で繰り出される臨場感たっぷりの語りを前にすると、騒いでいた子どもも気づけば前のめりに……(写真参照) 今後は『ぽこぽん図書館』でも定期的な絵本のおはなし会や語り手講座など、いろんなことをやっていきたいとのこと。この場所は、下北山村における「本好きのプラットフォーム」になりそうです♪ △山本典子さん。本のことをお話する顔がとっても楽しそう △山本さんの語りに、おしゃべりを止めて集中する3歳児 △ぽこぽん図書館の外観。カラフルでかわいい看板が目印! <ぽこぽん図書館> 奈良県吉野郡下北山村上桑原1348
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「夫ターン」のお寺暮らし、和テイストなタッチで人気のフリーイラストレーター
フリーイラストレーターの上村恭子(やすこ)さんは、奈良県生まれ奈良育ち。村の住職さんのもとに嫁ぐ「夫ターン」で下北山村にやってきました。現在は、旦那さんと娘さん(通称「5歳女性(2018.9現在)」)とお寺で3人暮らしをしています。 上村さんが描くのは、気品と柔らかさをもった毛筆タッチの和風イラスト。古都・奈良の雰囲気と絵柄が絶妙にマッチしており、カレンダー・パンフレット・箸袋・うどん屋のメニューなど、県内のお店や奈良関連のイラストを多数製作されています。奈良や下北山村を巡っていると、知らずにどこかで上村さんのイラストと出会っているかも……? 本業の他にも「自分がほしいと思ったものを商品化して販売する」など、ゆるくもアクティブな上村さん。村の名所・前鬼の里の「前鬼ブルー」をイメージしてつくったマニキュアは、数量限定で発売するもツイッターでバズって即売! イラストだけではなく、各種グッズ制作においてもセンスの良さを発揮されています。 △上村恭子さん。お寺内の襖絵も上村さんが描かれたもの! △村制130周年・下北山村カレンダーの貴重な原画(こちらは土曜朝市のようす) △これまでに作成されたカレンダーイラスト。上村さんの描く女性は、かわいく、美しく、気品と色気がある <普門寺> 奈良県吉野郡下北山村下池原597
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ほったらかすのはお気遣い。農家民宿『ほったらかし家』を運営する西岡さんご夫妻
“1棟丸貸し。おばあちゃんの家に帰ってきたかのようなどこか昔懐かしい空間で、お好きにのんびりお過ごしください” そんなコンセプトの農家民宿『ほったらかし家』を運営するのは、西岡道則さん・千種さんご夫妻。下北山村の元役場職員・元教員のおふたりです。仕事を退職した後も、宿の運営、村の観光案内所スタッフ、下北春まなの栽培、さらに『100年かけてみんなでつくる 下北山まるごと自然公園』を掲げて自然保護などを行う「しもまる」の活動など、多方面で精力的に活躍中。千種さんは、エッセイや小説を出版している作家さんでもあります。 「泊まる人も、管理人にほっとかれたほうが気楽でしょう?」と、ほったらかすのは宿泊者へのお気遣い。一方もし都合&希望が合えば、春まな収穫、星空観賞などのアクティビティをご一緒してくれることもあります!(※予約の際に要確認)元教師の千種さんから、星座のレッスンも受けられるかもしれません☆ △西岡さんご夫妻。千種さんの髪色がオシャレ △ほったらかし家の中。本当におばあちゃんの家にいるような気分になります △揺り椅子にかけて窓から山を見つめる、穏やかで最高のひと時 <ほったらかし家> 奈良県吉野郡下北山村池峰497-2
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地の利を生かして生業をつくる。木工職人・本田昭彦さん
田舎ではしばしば「人を雇用できる仕事が少ないこと」が嘆かれますが、25歳で埼玉から移住してきた本田昭彦さんは、下北山村でゼロから家具づくりを始め、木工職人として独立されています。 きっかけは池原ダム湖で見つけた流木。その形に魅了され、道具を使って加工し、独学で作り上げていった家具たちをネット販売してみると、これが予想外の好評に。いつしか全国から家具のオーダーが入るようになり、木工家具づくりが本田さんの生業となりました。 村のコワーキングスペース・BIYORIには、本田さんが製材した木材・製作した家具(イス、テーブル、カウンターなど)が盛りだくさん。本田さんの人柄のように、優しい木の温かみが感じられる空間になっています。 これまではオンライン・オーダーメイドでマイペースに家具づくりを楽しんでこられた本田さんが、2018年5月には「スカイウッド株式会社」を設立。10年間休止していた村の製材所の運営管理者に名乗りをあげました。人を雇用し、村の林業振興にも寄与する本田さんのチャレンジに注目です! △製材所にて。表情も口調もとても柔和な本田さん △10年ぶりに復活した下北山村の製材所 △コワーキングスペース・BIYORI。木のかおりと温かみが溢れています <スカイウッド株式会社> 奈良県吉野郡下北山村大字上桑原124番地(製材所)