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小出内蔵助は二千石の旗本で麹町に屋敷地を持っており、幕閣でも大変重んじられた有力者でした。父・長谷川平蔵宣雄がお世話になっており、京都町奉行に栄転したのも内蔵助の働きかけてくれたことが要因となっています。「夢斎」と号し隠居しているが、80歳という高齢で病床に伏せているため、平蔵は激務の間を縫って度々見舞いに訪れています。 かつて麹町は甲州街道が通っていた交通の要衝で、周辺には旗本屋敷が並んでいました。 「…麹町二丁目に、二千石の旗本・小出内蔵助の屋敷がある。現当主は平蔵と同年配の人物だが、先代の小出内蔵助に、平蔵の父・長谷川宣雄が気に入られて、ずいぶんと世話になった…」16巻【白根の万左衛門】

