25 三条界隈
東海道の終着点「三条大橋」から西に京都の中心部へ向かう三条界隈は、人や物が行き交う繁華街として栄えてきました。平安時代は、このあたりに有力な貴族邸が多く、発掘調査地ではプレート等で遺跡の説明がされています。また、秀吉の都市改造で寺町に移された寺院にも、幾多の歴史や伝承を見ることができます。経済活動が盛んだった三条通沿いには、伝統的な建造物も数多く残されていますが、それ以前の桃山時代から江戸時代にかけては、「せと物や町」のあった土の中から多くの意匠的に優れた茶陶器が発見されています。近年、新しい京文化となる若者の町に変わりつつある三条界隈ですが、そこに佇む近代建造物や遺跡、寺院の歴史をたどり、この界隈を楽しむ散策コースとしています。
update date: 2019.10.09
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