青森県重宝 旧岩田家住宅

弘前市の旧弘前城北側に位置する仲町伝統的建造物群保存地区の武家住宅。生垣と表門、座敷とツボ(鑑賞庭園)、格式ある玄関、裏手のカグヂ(裏庭)といった、江戸時代のサムライの屋敷構えを色濃く残す文化財です。
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中央に囲炉裏があり、家族が普段くらす居間です。部屋の東側が表を向いた縁・開口をもちます。それに対して西側が裏手で、閉鎖的な壁に囲われたネマ(寝室)です。このように西側を閉鎖的とする屋敷構えは、西日や岩木山からの西風を避けるためといわれます。風土を考えた合理的な間取りです。