エコ・ミュージアム涌谷~本丸御殿

涌谷(宮城県遠田郡涌谷町)は江戸時代に仙台藩の要害が置かれ、武家屋敷や寺社などの歴史ある建物が多く残る歴史ある町です。「エコ・ミュージアム涌谷」では、代表的な文化財建造物を昔の復元イラストなどで紹介しています。これは現在の涌谷城山公園、かつての仙台藩涌谷要害屋敷の本丸御殿を、残された絵図や史料から復元した俯瞰図です(復原図制作:東北工業大学 建築史研究室)。
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邑主は普段は「中奥」と呼ばれる表御殿の中間付近の場所で、表座敷を中心に日中は家族と離れて生活・政務にあたっていました。それに廊下を隔てて対面する位置に、食事の世話や儀式・宴会の準備をする台所や料理之間が設けられていました。
柳之間・虎之間・蘇鉄之間
無題のカテゴリー
本丸御殿で最も格式高い邑主の対面などに使われていた棟です。「柳之間」「虎之間」「蘇鉄之間」という格式高い座敷3部屋が連なります。これらの部屋名は襖絵の画題をあらわすと考えられます。