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エコ・ミュージアム涌谷~本丸御殿

エコ・ミュージアム涌谷~本丸御殿

涌谷(宮城県遠田郡涌谷町)は江戸時代に仙台藩の要害が置かれ、武家屋敷や寺社などの歴史ある建物が多く残る歴史ある町です。「エコ・ミュージアム涌谷」では、代表的な文化財建造物を昔の復元イラストなどで紹介しています。これは現在の涌谷城山公園、かつての仙台藩涌谷要害屋敷の本丸御殿を、残された絵図や史料から復元した俯瞰図です(復原図制作:東北工業大学 建築史研究室)。

エコ・ミュージアム涌谷Posted byエコ・ミュージアム涌谷Updated:
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表座敷

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表座敷

邑主は普段の日中は、長い廊下を隔てた「奥」に住む家族たちと離れて、この表座敷を中心に生活・執務にあたっていました。

舞台・楽屋

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舞台・楽屋

仙台藩涌谷要害屋敷では日常的な表座敷に対面するように、舞台が設けられていました。御殿のなかに舞台を備える点が、この涌谷要害屋敷本丸御殿の大きな特色です。

広間

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広間

役所的な表向きの機能をもった部屋です。この広間の奥側には、剣術稽古所があります。

玄関

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玄関

大手口から入った主要な玄関です。

奥書院

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奥書院

邑主やその家族の生活のための座敷です。この奥に幕末の14代邑主の座敷(文隆院様御座敷)が、特別な「橋廊下」を渡った位置に設けられていました。

台所・料理之間

邑主は普段は「中奥」と呼ばれる表御殿の中間付近の場所で、表座敷を中心に日中は家族と離れて生活・政務にあたっていました。それに廊下を隔てて対面する位置に、食事の世話や儀式・宴会の準備をする台所や料理之間が設けられていました。

中居部屋

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中居部屋

表向きの部屋群から長い廊下を経ると、邑主や家族の生活をする奥向きの部屋群が連なります。ここは、その家族たちの日常的な世話をする女中たちの建物です。

柳之間・虎之間・蘇鉄之間

本丸御殿で最も格式高い邑主の対面などに使われていた棟です。「柳之間」「虎之間」「蘇鉄之間」という格式高い座敷3部屋が連なります。これらの部屋名は襖絵の画題をあらわすと考えられます。