萩まちじゅう博物館 江向おたからマップ

山口県萩市の江向エリアのおたからマップです。 平成30年3月時点での情報です。現在変更になっている場合もありますので、予め、ご了承ください。
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英国へ渡って造船技術を修得し、東洋一とうたわれた立神ドックを完成させるなど、日本の近代造船の発展に尽力した渡辺蒿蔵の旧宅。この建物は明治中期に建てられたもので、建築当時の姿がそのまま残り、大型の屋敷形式の建物として貴重な歴史的景観を形成しています。

教育に尽力した初代萩町長、中村雪樹の旧宅地です。藩校明倫館で吉田松陰らから兵学と国学を学び、維新後は山口県下の学校設置に関する任務を担当しました。萩に戻ってからも明倫小学校の初代校長などを歴任しました。
武家屋敷を起源とする建物
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江向は海抜が低く湿地が多いため、江戸時代、かなりの広い部分に水田・蓮田があり遊水池として活用され、それに接するように中下級の武家地がありました。江向の南側には武家屋敷を起源とする建物が残っており、江向らしい景観を作っています。

明倫館は、元は萩藩5代藩主毛利吉元が享保3年(1718)に、萩城三の丸追回し筋に藩校として創建しましたが、約130年後の嘉永2年(1849)に低湿地の広がるここ江向の地に広大な規模の新明倫館を新築して移転され、今に至ります。

藍玉座の北側にはかつて製蝋板場がありました。製蝋板場とは、ろうそくやびんつけ油の原料となった蝋を製造した所で、水車を利用して原料となるハゼの実を臼でついて粉にしていました。溝の両岸に樋門の跡と思われる溝の彫られた石があり、底には平らで細長い石が敷かれています。