Ueno Park, Tokyo (1878)
内務省地理局が刊行した、我が国最初の近代的測量図です。 三角測量術など近代的な地図作成の技術や器具は、明治の初めにお雇い外国人により、我が国にもたらされ、工部省や内務省が地図作成にかかわりました。この地図はそうした近代的な技術を用いて作成された上野公園の実測図です。明治11(1878)年3月に内務省が太政官に提出したもので、内務省の地理局が刊行した初めての近代的測量地図と言われています。 「公園」の設置は、明治6(1873)年1月15日付の太政官布告に始まります。東京では、同年3月、上野公園のほか浅草・飛鳥山等が設けられたました。 本図の含まれる「公文附属の図」は、平成10年「公文録」とともに、国の重要文化財に指定されました。
原図サイズ:東西65.6×南北90cm。
update date: 2018.06.15
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