世界遺産 京都・醍醐寺 境内マップ
京都の世界文化遺産に登録されている醍醐寺は真言宗醍醐派の總本山で、 太閤秀吉による「醍醐の花見」でも有名な古刹です。
京都府下で最も古い木造建築物である五重塔をはじめ、 7万5千点あまりの国宝を含む寺宝・伝承文化財は約15万点におよびます。 桜や紅葉も美しい醍醐寺の見どころをデジタルマップにまとめました。
●地下鉄東西線「醍醐駅」下車 ②番出口より徒歩約10分
Posted by 世界遺産 京都・醍醐寺
金堂
伽藍エリア
【国宝】
本尊:薬師如来(重要文化財)
醍醐天皇の御願により延長4年(926)に創建された建物です。当時は釈迦堂といわれていましたが、永仁、文明年間に二度焼失しました。現在の金堂は豊臣秀吉の命によって紀州(和歌山県)湯浅から移築が計画され、秀頼の時代、慶長5年(1600)に完成しました。現在この金堂が、醍醐寺の中心のお堂です。
五重塔
伽藍エリア
【国宝】
京都府下で最も古い木造建築物です。初層の内部には、密教の教えを表す両界曼荼羅や真言八祖の像が描かれており、日本密教絵画の源流をなすものといわれています。高さは約38メートルで、屋根の上の相輪が塔の三分の一を占めており安定感を与えています。
醍醐天皇のご冥福を祈るために、第一皇子・朱雀天皇が承平6年(936)に着工し、第二皇子・村上天皇の天暦5年(951)に完成しました。
表書院
三宝院エリア
【国宝】
庭に面して建っている表書院は、縁側に勾欄をめぐらし、西南隅に泉殿を作りつけ、平安時代の寝殿造りの様式を取り入れたユニークな建築。下段の間は別名「揚舞台の間」とも呼ばれ、畳をあげると能舞台になります。上段・中段の間は下段の間より一段高く、能楽や狂言を高い位置から見下ろせます。
襖絵 【重要文化財】
上段・中段の間は、長谷川等伯一派の作といわれており、下段の間は石田幽汀の作の襖絵です。